月別アーカイブ: 2015年3月

曼荼羅を掛けました

DSC_0057DSC_0056DSC_0055曼荼羅の額を掛けました。向かって右が胎蔵曼荼羅、左が金剛界曼荼羅です。胎蔵曼荼羅は『大日経』の教えに説かれる仏の慈悲の世界を主に表します。金剛界曼荼羅は『金剛頂経』に説かれる仏の智慧の世界を主に表します。この二つの曼荼羅を一対とした場合、「両部曼荼羅」あるいは「両界曼荼羅」と称します。真言密教の思想ではこの二つの世界観は表裏一体で宇宙全体を表すとされます。どちらの曼荼羅も中心には大日如来がおわします。すべての仏様は宇宙そのものである大日如来がお姿を変えて現れたと密教では考えます。つまり、中心と周辺は別のものではないのです。別々の存在も全体に共通する本質を皆備えています。言い換えれば、どんな存在も無意味なものは無く、すべて宇宙の大きな命を分け与えられたものなのです。その意味ですべての命、存在は平等です。しかもその上で個々別々の特質をそれぞれ持っている。こういうことを二つの曼荼羅は語っています。

この曼荼羅から学ぶことを簡単に言うと、「我々はみんな仏の子」「生きとし生けるものはみんな平等」「我々の心の中にはすでに悟りの心が備わっている」ということです。

今日は御大師様のご命日

IMG_0760本日3月21日は弘法大師空海の祥月命日です。承和2年(835)3月21日に高野山において62歳で生涯を終えられました。その入滅は単なる死ではなく、深い禅定に入った状態であると信じられ「入定」と言われます。釈尊の次の仏陀として弥勒菩薩が56億7千万年後にこの娑婆に出現するときに、この禅定から覚めると信じられています。高野山の奥ノ院では今でも毎日、御大師様に朝昼のご飯とお茶・お菓子などをお供えしてお仕えしています。それと同時に、御大師様は目には見えなくても常に行者や信者と一緒に修行を続けて下さっているとも信じられています。「同行二人」とはこのことを言います。

真言宗ではこの日に御大師様の画像(御影)をかけて法要をする習いで、「正御影供(しょうみえく)」といいます。特に高野山の伽藍や京都東寺の御影堂は御大師様の生前のお姿の写しがあるとされています。

因みに「弘法大師」のお名前はご入定より86年後に醍醐天皇より頂いた諡号(贈り名)です。

真言宗の開祖でもありますが宗派を超えて信仰され、文化面や社会教化などの面からも尊敬を受けている弘法大師空海和尚は、いわば「日本人のヒーロー」でもあります。この正御影供の日には御大師様のお徳と教えに特に感謝したいものです。

 

3月の縁日

DSC_00423月の縁日護摩は通常通り28日午後1時から行います。宗派より檀家向け冊子『光明』の春号が届いております。お詣りの皆様に差し上げます。

なお、27日午後からお寺に居りますので、御用の方はお電話で確認の上お見えください。

皆様のお詣りを心よりお待ちしております。

先師の足跡

DSC_0043先般、栃木県足利市の鶏足寺に参拝した記事をフェイスブックに載せましたが、実は2月の縁日護摩の時に鶏足寺のパンフレットを見つけました。戦前のものらしくかなり古いものですが、当山二世の泰盛和尚が鶏足寺に参拝した時の写真が挿んでありました。先日私が参拝したのも偶然ではないような気がします。

庫裏・客殿の解体

DSC_0419DSC_0354DSC_0355いよいよ庫裏・客殿の解体をすることになりました。お寺を支えた先代方の名残を消してしまうことは大変残念なのですが、倒壊の危険もあり不用心でもあるためやむなく処分することになりました。お寺の新しい活動のために皆様どうかご理解くださいませ。

解体に先立ち先般「家祓い」も行いました。3月4日から荷物の運びだしを開始する予定です。その後に解体となります。よろしくお願いいたします。